
こんにちは、シナジーマーケティングの馬場です。
2026年1月から7月まで、プロダクトマネージャー(PM)向けコミュニティ「PM Kansai」を全6回スポンサーしていました。今日はその振り返りを書きます。
きっかけはXのひと言
PM Kansai は、蜂須賀大貴さん(以下、はちさん)が立ち上げたコミュニティです。はちさんが2025年10月のプロダクトマネージャーカンファレンスで「関西にまだまだ大きな可能性と熱量がある」と感じたことがきっかけでした。
その呼びかけをたまたまXで見かけて返信したのが始まりです。
呼ばれた気がした。
馬場さんのこの一言が無ければPM Kansaiが立ち上がることはなかったと思っています。シナジーマーケティングさま、そして馬場さん、半年間の全面的なスポンサー本当にありがとうございました😭#pmkansai https://t.co/UzC9gkQBMa pic.twitter.com/8AObHLviEx
— Yutaro Shimoda | Diggle (@shimotaroo) July 31, 2026
初回
PM Kansai Meetup #1 🚀
— Yutaro Shimoda | Diggle (@shimotaroo) January 22, 2026
全面的にサポートいただいたスポンサーのシナジーマーケティング株式会社さま、ご参加いただいた皆さん、そして同じく運営メンバーのはちさん、ありがとうございました!!!楽しかったです!!!#pmkansai pic.twitter.com/fhDZ0ouOaZ
全6回、社員がスポンサーLTで登壇しました
2026年1月から7月まで、毎回シナジーマーケティングの社員がスポンサーLTに登壇しました。
| 回 | 開催日 | 会場 | スポンサーLT |
|---|---|---|---|
| #1 | 2026-01-22(木) | シナジーマーケティング | 小野寺俊也(プロダクト組織の変化) |
| #2 | 2026-02-17(火) | KINTOテクノロジーズ Osaka Tech Lab | 川島吉久(AI時代のプロダクトディスカバリー:名刺OCR機能β版開発の舞台裏) |
| #3 | 2026-03-19(木) | WeWork 御堂筋フロンティア | 馬場彩子 |
| #4 | 2026-04-23(木) | インゲージ | 石田一博(AIを使ったUXリサーチとチームの変化) |
| #5 | 2026-05-22(金) | Scene Live | 天野陽介(人間のPMMの行く先は) |
| #7 | 2026-07-31(金) | フェンリル(グランフロント大阪) | 山本信幸(時代に合わせて、打ち手を変え続ける。できる人を広げ続ける。) |
※ 6月26日に予定していた#6は悪天候のため中止になりました。スポンサーとして参加したのは全6回で、回数のナンバリングは#7まで進んでいます。はちさんにとって、7/31の#7は卒業回でした。新刊発売記念のサイン会もありました。
#1 小野寺俊也「プロダクト組織の変化」
記念すべき第1回です。シナジーマーケティングのプロダクト組織が、意匠やスタイルといった狭義のデザインから、体験を含む広義のデザインへ、そして経営戦略のデザインへと役割を広げてきた変遷を話しました。2025年には開発チームの範囲を超える「グレーな領域」を扱う戦略チームを組成し、2026年からはそこにセールスディレクターが加わっています。価値を届けるために組織や体制を変える、というのがメッセージでした。
#2 川島吉久「AI時代のプロダクトディスカバリー:名刺OCR機能β版開発の舞台裏」
営業現場からの名刺OCRの要望に対して、単なる機能追加ではなく「展示会で獲得した名刺をCRMで即データ化し、メール配信までシームレスにつなぐ」体験の接続にフォーカスした話です。
ノーコードツールで自作プロトタイプを作って課題を早期に発見し、Amazon Bedrock への移行で読み取り時間を10秒以上から3秒に短縮した、という検証の速さが印象的でした。持ち帰りは「体験を優先する」「共創の対話をする」「まず動かして完璧を捨てる」の3つです。
#3 馬場彩子「シナジーマーケティング スポンサーセッション」
この回は私が登壇しました。テーマは「なぜ PM Kansai をスポンサーするのか」です。
プロダクトディスカバリーに3年取り組んで、正直なところ手応えがありませんでした。それが、コミュニティで同じ苦しみを持つ人に出会って楽になった。だから今度は自分が支える側に回ろうと思った、という話をしました。
#5 天野陽介「人間のPMMの行く先は」
「皆さんの今の業務、5年後も人間がやっているでしょうか」という問いかけから始まる回でした。シナジーマーケティングがPMM(プロダクトマーケティングマネージャー)を置く理由と業務範囲を紹介しました。そのうえで「業務の言語化、暗黙知の形式知化は、結局AIにも渡せるということ」と指摘し、AI時代の「心強いPMM」とは何かを問いかけました。PdMやUXデザイナーにも共通する問題提起です。
#7 山本信幸「時代に合わせて、打ち手を変え続ける。できる人を広げ続ける。」
会社を勝たせる責任者に必要な要素、という話です。使いやすさ、体験、何を作るか、テーマの設定と設計——前の武器がコモディティ化するたびに打ち手を変え、しかもどの打ち手も「個人でできる」で止めずにチームへ広げてきた変遷を振り返りました。いまは4回目の「広げる」の途中で、生成AIで戦略検証をスキル化し、誰でも同じ水準で回せる形にする取り組みを紹介していました。
スポンサーをしてよかったこと
スポンサーをきっかけとしてコミュニティへ参加するようになった社員もいました。当社のPMが他社のPMと対話する機会ができたのは、とてもよかったことのひとつです。
同じ会社の中で日々プロダクトをマネジメントしていると、ものの見方や考え方がどうしても似かよってきます。違うプロダクトや違うチームのPMと話すと、大きな課題感は似ているのに、前提や優先順位の付け方の違いから異なるアプローチを選び、すでに結果を得ていると知ります。ひとつひとつは「ちょっとしたこと」なのですが、社内の勉強会や交流でも、書籍でも得られないものでした。
これは当社の社員だけの話ではありません。PMは各社に少人数しかいないことが多く、孤独になりがちな仕事です。関西のPMたちが集まって話せる場をつくれたこと自体に、大きな意味がありました。参加者のアンケートでも、OSTやケーススタディなどPMと会話するコンテンツに人気が集まっていて、狙いがはまったようで達成感がありました。
それと、少しだけ「シナジーマーケティング」という名前も覚えてもらえたのではないかな、とも思っています。
PM Kansai はこれからも続きます
シナジーマーケティングのスポンサー期間と、はちさんの運営参加は7月で終わりました。運営代表のYutaroさんのnoteもぜひ読んでみてください。
PM Kansai はこれからも開催されます。次回は9月です。
関西のPMのみなさん、ぜひ遊びに来てください。
シナジーマーケティング株式会社 取締役兼CTO。
好きなものはたびとかに。きらいなものはチーズと申請。