
こんにちは!シナジーマーケティングの馬場です。
今日は、私たちが取り組んでいる「AI駆動開発」のリアルな現場と、これから目指す未来についてお話ししたいと思います。AIがものづくりの世界をどう変えているのか、私たちの試行錯誤の道のりを、ぜひ覗いてみてください! 🚀
全員でAIの波に乗る!開発現場の「今」
シナジーマーケティングでは、プロダクト開発に関わるメンバー全員がAIと共に働く未来を見据えています。その中心的な取り組みが、AIコーディングツールの全社的な活用です。
相棒は標準装備!GitHub Copilot活用のリアル
まず、開発の現場では GitHub Copilot を全員が利用しています。どのプランが良いか、セキュリティは大丈夫かといった検討を経て、今では開発に欠かせないツールになりました。
最近実施した社内アンケートでは、その浸透度と効果が数字にもはっきりと表れています。
驚異の浸透率: 利用者の過半数(53.7%)が「毎日」または「ほぼ毎日」利用しており、多くの開発現場で日常的なツールとして定着しています。回答者の半数以上(56.1%)が10年以上の経験を持つベテラン開発者というのも、私たちのチームの特徴です。
生産性をブースト: 78%が「生産性の向上」を実感しています。特に「Google検索の時間が大幅に削減された」「テストコードや単純なロジックを瞬時に生成できる」といった声が多く、日々のコア業務である「バグ修正」や「新規実装」の場面で大きく貢献しています。
コード品質も向上: 54%が「コード品質の向上」を実感しており、「第三者の視点でリファクタリングのヒントを得られる」といった効果も報告されています。
もちろん、良いことばかりではありません。「提案の生成速度が遅い」「提案の信頼性が低く、結局手直しが必要」といった課題もあり、AIの提案が正しいか判断するための開発者側のスキルが問われるのもまた事実です。
自律型AIエージェントによる開発
GitHub Copilotも広義にはコーディングエージェントですが、私たちはさらに踏み込み、Claude Code や Devin のような自律型AIエージェント(Agentic AI)による開発も積極的に行っています。
あるシステムのモダン化をDevinに任せた際には、驚異的なスピードでタスクをこなしてくれた一方で、AIを思い通りにコントロールすることの難しさも痛感しました。
こうした試行錯誤の中から、git worktree(一つのリポジトリで複数の作業ディレクトリを同時に扱える仕組み)を使って一人の開発者が複数のAIエージェントを並列で動かしたり、Slackなどから誰でもAIを呼び出せるようにしたりと、より高度なAIとの協業スタイルも模索しています。
AIを「使いこなす」ための工夫
「AIに仕事を任せる」のではなく「AIを使いこなす」ために、私たちはチームとして品質と速度を上げる工夫を重ねています。その鍵は、AIにいかに良質な情報を与えるかです。
ルールの明文化: ディレクトリ設計やコーディング規約、ブランチルールといった実装に必要な前提知識や、これまで暗黙知だった業務フローをドキュメントファイルに記述。これをAIに読み込ませることで、プロジェクトに沿った質の高いコードを生成させています。
プロンプトの定型化: 「lintを実行し、testして、PRを作成する」といった一連の作業をテンプレートプロンプトとしてファイル化し、誰でも効率的にAIへ指示を出せるようにしています。
こうした取り組みは、特に新規事業であるFAVTOWNの開発で効果を発揮しました。実際に、2025年にリリースした機能の多くは、AIがコーディングの大部分を担ったものなのです。
コーディングだけじゃない!デザインやUXにもAIを
AIの活用はエンジニアだけにとどまりません。
デザイナー: FigmaとAIを連携させ、デザインの整形を自動化し、制作プロセスを高速化しています。
UXリサーチャー: Geminiを使い、ユーザーインタビューの議事録を要約したり、膨大なフィードバックからインサイトを抽出したりと、分析業務を効率化しています。
AIプロダクト開発の最前線と挑戦
私たちはAIを使うだけでなく、AIを活用したプロダクトそのものも生み出しています。
自社AIプロダクトの開発
すでにお客様のマーケティング活動を支援するAIプロダクトも提供しています。
Writing Assistant: AIがお客様の商品やサービスに合わせて、最適なメールの件名や本文のアイデアを複数提案してくれる機能です。
DAYS GRAPHY: 顧客の口コミやレビューから、生成AIが顧客像と彼らの日常生活をリアルに描き出す顧客理解システムです。AIが生成した顧客とチャットで対話することで、まだ満たされていないニーズの源泉を探り、新たな商品企画やマーケティングのアイデア創出を支援します。
AIエージェントのプロトタイピング
先日の Synergy! 20周年のイベント、「Marketing Solution Days」で、「AIエージェントを本気で創る」と宣言しました。この半年で開発者が経験した業務の変化は、近い将来、すべての業務に訪れるはずです。だからこそ、「マーケティング業務でAIと共に働くとはどういうことか?」を、私たちは毎日真剣に考えています。

すでにプロトタイプの開発に着手していますが、開発領域に比べて、他の業務領域ではナレッジが言語化されていないことが多い、という壁にもぶつかっています。その暗黙知を改めて理解し、書き下していく。これもまた、AIエージェント開発の面白さであり、今からとても楽しみにしています!
これから私たちが目指すもの
GitHub Copilotのアンケートでは、76%が「今後も利用したい」と回答しており、AIが今後の開発に不可欠な存在であることは間違いありません。
私たちは、この変化の波の先頭を走り続けたいと思っています。 では、どこの先頭か?それは、長年の運用実績を持つ老舗SaaS企業としての、私たちならではのAIとの向き合い方の先頭です。
新しい技術をどんどん試していくことは必要ですが、私たちは既存のプロダクトに適用して、がらっと変えて壊してしまうことの怖さも知っています。だからこそ、小さな失敗は数多くしても、致命的な事故を起こさない適用方法を、慎重に、しかし着実に模索できると考えています。
具体的には、アンケートからの提言にもあるように、今後は熟練者の活用事例を共有する会やハンズオン研修を実施し、組織全体のAI活用レベルをさらに引き上げていきます。そして、定期的なフィードバック収集の仕組みを整え、継続的に改善サイクルを回していく計画です。
AIの力でプロダクト開発の未来を創りたい方、そしてAIプロダクトそのものを創り出したい方。 私たちと一緒に、ワクワクする未来をつくりませんか?
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シナジーマーケティング株式会社 取締役兼CTO。
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