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PMMってなんだ!?PMM2年生の軌跡

当社でPMMという職種が定義されたのは、ここ2年のことです。 このブログでは、当社PMMの業務や模索について紹介します。 まだまだこれからの「PMM2年生」を知っていただければと思います。

PMMとは

PMMとは「プロダクトマーケティングマネージャー」という職種の略で、当社では以下のように定義しています。

😊PMM(プロダクトマーケティングマネージャー)

主にSynergy!、Synergy!LEADの機能企画・認知/販売企画。
PMMは時流に合った機能企画と、開発された機能を販売するための方法を企画・実行し、 当初想定した通りに顧客に利用されたかに責任を持つ(売上・利用数)。
機能企画時にはターゲットや売上目標、販売施策の設計をし、リリース後にはKGI・KPIとなる数値の測定や 販売促進施策の振り返りを担当する。
PMMはカスタマーサクセス ・セールス・マーケティングなどのビジネス側とのコミュニケーションのハブとなり、 必要な情報を流通させたり、各部署と利用促進のための協議・施策を実行している。

この通り、とてもできる人に見えますね!

PMMの所属や業務

実態をお話させていただく前に、まずPMMの所属や業務を紹介させていただきます。

所属

当社PMMは、プロダクトマネジメントグループというグループに所属しています。

  • グループの構成(3チーム構成)
    • PdM(プロダクトマネージャー) 4名
    • UXD(ユーザーエクスペリエンスデザイナー)とUIデザイナー 4名
    • PMM 2.5名(0.5は兼務ということで)
  • グループの主な業務
    • 機能企画
    • バックログ(開発計画)・要望管理
    • プロジェクト管理
    • リリース管理
    • UXデザイン・UIデザイン
    • 販売や機能利用に伴う施策検討・実施調整
    • 社内外への情報発信
    • Usageデータなどの測定と評価

グループとして機能企画からリリース後の測定と評価まで、広い範囲に携わっています。

業務

上記で紹介したグループの業務のうち、主に以下に関わっています。

  • PMMの主な業務
    • 機能企画
    • 販売や機能利用に伴う施策検討・実施調整
    • 社内外への情報発信
    • Usageデータなどの測定と評価

そう、まさに「Synergy!、Synergy!LEADの機能企画・認知/販売企画」が役割です。

実態

元々、当社はPMMという職種はなく、1名からスタートしました。 (私ではないメンバーが先陣を切って礎を築いてくれました。)

0年目
  • 機能リリースは毎月あります。
  • さらに、開発プロジェクトも複数あります。
  • 開発とビジネスのハブになり、販売を進めていくのがPMMの役割りです。
  • 1人です。

まず、機能のリリース背景や機能自体を理解する。 ビジネスメンバーへどのように伝えるか、どう伝えたら伝わるかを考え、資料や言葉にまとめる。 施策やどう評価するかも試行錯誤し、実施してきました。

1年目
  • 複数の機能やプロジェクトに対応できるよう、メンバーは2.5名体制になりました。(この頃からPMMと呼ばれるようになりました。)
  • 機能リリースは毎月あります。
  • さらに、関わる開発プロジェクトも複数あります。
  • 開発とビジネスのハブになり、販売を進めていくのがPMMの役割りです。
  • 分担できるようになり、対応できる機能や範囲が増えました。
  • さらに、プロダクトマネジメントフレームの確立をグループメンバーと考えるようになりました。
    ※プロダクトマネジメントフレームとは、機能企画からリリース後の測定と評価までを体系化する取り組みです。

PMMの業務に5割、プロダクトマネジメントフレーム確立に5割のリソースをかけていました。 これまでやってきたことの継続と、フレーム確立で手一杯になっていた1年目です。

2年目(現在)
  • メンバーは変わらず2.5名体制です。
  • 機能リリースは毎月あります。
  • さらに、関わる開発プロジェクトも複数あります。
  • 開発とビジネスのハブになり、販売を進めていくのがPMMの役割りです。

ここまでは、1年目と変わりません。 2年目のPMMは少し違います!

  • PMMフレーム(プロダクトマーケティングマネジメントフレーム)として
    1年目でやってきたことを体系化しました。

機能の目的別に、「どのようなプロセスで、どのような施策を、誰とどう進めるのか」を整理し、 今後、新しい機能をリリースする際には何をしないといけないのかを、明確にすることができました。 プロダクト販売に直結しない、自分達のフレームワーク確立にリソースをかけることは 少しもどかしくもありましたが、結果として、以下のことができるようになりました。

  • 属人的ではなく取り組めるようになった
  • いきあたりばったりでやってきた施策を定型化でき、必要な施策をスムーズに進められるようになった

そして、リソースを新しい施策を検討する時間に割けるようになってきました。

改めまして…

😊PMM(プロダクトマーケティングマネージャー)

主にSynergy!、Synergy!LEADの機能企画・認知/販売企画。
PMMは時流に合った機能企画と、開発された機能を販売するための方法を企画・実行し、 当初想定した通りに顧客に利用されたかに責任を持つ(売上・利用数)。
機能企画時にはターゲットや売上目標、販売施策の設計をし、リリース後にはKGI・KPIとなる数値の測定や 販売促進施策の振り返りを担当する。
PMMはカスタマーサクセス ・セールス・マーケティングなどのビジネス側とのコミュニケーションのハブとなり、 必要な情報を流通させたり、各部署と利用促進のための協議・施策を実行している。

この通り、とてもできる人に見えますね!(再)

実態は、こんなに綺麗にはなっていません。 やらなければならないこと、やりたいことはまだまだあります。 まず第一歩として、自分たちがPMMとしてやってきたことを体系化し、理想に近づけるように進んでいる最中です。

さいごに

PMMと呼ばれるようになってから、他社のPMMの方の記事や取り組みを目にします。 PMMの定義は会社によって様々で、共通していることは、「プロダクトとビジネスとのハブ」になることです。

PMMはプロダクトを作る人たち、売る人たちとコミュニケーションを多く取ります。 お互いの想いや課題を、1番理解できる立場だと感じています。 どうプロダクトに反映し、販売に繋げていくか、これからも試行錯誤しながら取り組んでいきたいと思います。 (勝手にPMMメンバー募集中🙋‍♀️)