TECHSCORE BLOG

クラウドCRMを提供するシナジーマーケティングのエンジニアブログです。

先輩たちを目標に邁進中。新卒2年目エンジニア、同期5人でこれまでの1年半を振り返る

2020年4月に新卒入社したエンジニアは5人。 入社から1年半で経験したこと、目標にしている先輩のこと、これからやってみたいことなどを同期5人で語ります。

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2020年4月新卒入社のエンジニアたち

登場人物
岸本 大河(クラウド事業部 第二プロダクト開発G、写真右下)
Synergy!のgiftee連携機能の開発やNEWT(後述)DBのサーバサイドの実装を担当。

岸本 和哉(クラウド事業部 第四プロダクト開発G、写真右上)
フロントエンドのチームに所属し、保守・バグの修正・要望対応などが主な業務。新卒1年目向けの研修や講義など育成関連の業務も担当。

松田 直哉(クラウド事業部 第三プロダクト開発G、写真左上)
Synergy!のファイル管理機能やフォームのカスタマイズなどを担当。他に技術職新卒のOJTなども担当。

松木 自然(クラウド事業部 第一プロダクト開発G。写真左下)
Synergy!LEADとLINEのバックエンド保守開発を担当。FROG(後述)のメンバーとしてチームで管理している移行業務を担当。

聞き手:小林 連(クラウド事業部 第三プロダクト開発G、写真中央上)
SIチームに所属し、複数の案件の保守対応や要望対応を担当。新卒の営業向け座学講座・育成などにも従事。


名字が同じメンバーがいるからか(?)、普段から名前で呼び合っている5人。この記事でも雰囲気をそのままお届けします。

それぞれの環境ですごした1年半。かつての不安や苦労が今の業務に生きている

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小林(以下、連)
入社してもう1年半ですね。配属されて1年ちょっとですが、

それぞれどんな仕事をしましたか?

岸本 大河さん(以下、大河)
入社後の研修が終わってすぐgiftee連携機能(後述)の実装を担当しました。その後、Kubernetesへのアプリケーション移行を担当して、今はNEWT*1 DBの実装をしています。

岸本 和哉さん(以下、和哉)
去年の夏にインターンシップの企画と当日対応を担当しました。その後バックエンド業務で特定のお客様が利用するSynergy!連携機能の開発を担当し、その後はOrangeチーム*2で保守をしたり、新卒育成に関わったりしながらフロントエンド業務をしています。

松木 自然さん(以下、自然)
和哉くんと一緒にインターンの受け入れをして、その後オンプレミス環境のKubernetes化に従事しました。現在はSynergy!LEADやLINEのバックエンドの移行、Synergy!LEADのフォーム新機能の開発などをしています。

松田 直哉さん(以下、直哉)
最初に取り組んだのはSalesforce見積資料の改修で、グループが変わって社内のマネジメントシステムの改修をしました。現在はFROG*3の全体テストとカスタマイズ案件を中心にやっています。


入社後、4月は総合職の同期と一緒に研修、5~6月は技術職研修があって僕たち5人はしばらく一緒でしたが、その後はNEWT、FROG、SI、育成など結構バラバラの業務をしてましたよね。僕自身は研修が終わって1~2ヶ月ほどSynergy!のテスト業務をして、その後SIのチームに入って今に至ります。その中でインターンの受け入れをしたり、営業職に対する技術的な知識をつけるための座学研修やOJTなどを担当しました。 みんなは今話してくれた業務の中で、

一番印象に残っている仕事ってどれですか?

大河
僕はgiftee連携の実装です。苦労したことや工夫したことは以前ブログに書いたとおりですが、この仕事をしたとき初めてSynergy!の中身を触ったんです。知識も無くて何から始めていいのかもわからなかったけど、このときの経験が今のNEWTの業務に生きてると思っています。

自然
僕はインターンの受け入れですね。どんなことをしたのかは僕もブログに書きました。コロナの影響で実施形態を考え直したり、企画も今までにない内容だっりで、「これまでと同じ」ということがなくて、和哉くんと時には言い合いもしながら準備しました。インターン参加者が期間内にアプリケーションを完成できるか不安でしたが、結果きちんと完成し、インターン生も喜んでくれました。苦労は多かったけどやってよかったと思っています。今の業務では新卒1年目の後輩たちと関わる場面はないですが、和哉くん連くんのように新卒育成に関わる機会があれば、この経験が生かせるんじゃないかと思っています。


インターン受け入れは僕も印象に残っています。自然くんが担当したインターンとは別で、HAL大阪の学生さんを1ヶ月間受け入れる就業型インターンシップを直哉くんと一緒に担当しました。いろいろ迷うところもありましたが、参加者が「最高だった」と言ってくれて嬉しかったです。

成長しながら足りない部分と向きあう

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この1年でいろんな業務に関わらせてもらいましたが、やっぱりまだまだ足りないと感じることが僕は多かったです。みんなは

自分に足りないと感じる部分ってどこですか?

ちなみに僕は知識が足りないと思っています。技術面もそうだし、あとは用語もですね。出てきた単語がわからなくて、その場で会話を咀嚼できないこともあります。

自然
いっぱいありますが、特に感じるのはスケジュール管理です。去年と比べて業務が圧倒的に増えて、一つのタスクに集中することより、複数のタスクを並行して進めることが多くなっています。全体のスケジュールが決まっているなかで、自分が管理しているタスクを自分でスケジューリングして進めていくべきなのに、それが出来ていなくて先輩に助けてもらっている状態です……。あとは問題の切り分けです。例えば障害が発生した場合、ログを見に行って、問題を切り分けて原因を特定する流れだと思うんですが、これはまだまだ出来ていないです。

大河
人にものを伝える能力と自分からタスクを作る能力がまだまだだと思います。今はタスクをもらって、それを分解して仕事を進めていますが、これから後輩が出来たら仕事を教えたりタスクを振ったりする必要があります。ここはこれから鍛えていきたいです。

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足りない部分を挙げだすときりがないですよね(笑)。今度は逆を聞きたいです。

この1年で成長したことや、強みだと思えることはありますか?

大河
学生時代含めこれまで少人数での開発しかしてこなかったんですが、入社して大人数・大規模なプロジェクトに関わることで、技術力や報連相など、基本的な能力が身についたと思います。

直哉
相手の顔色を気にせず言いたいことが言えるのは強みだと思っています。ただ、オンラインでのコミュニケーションはやっぱりオフラインとは違うと感じていて、普通は1年間一緒にいれば、言葉の選び方や言い回しとか、相手に合わせたコミュニケーションがなんとなくわかってくるけど、オンラインだと全くわからないので難しいなと思います。

和哉
強みかどうかはわかりませんが、以前先輩に「気づきが多いね」と言ってもらえました。フォームやバグなど些細なことに気づくことが多いらしいです。元々そういうところに気づきやすかったのか、成長して気づけるようになったのかはわからないんですが……。


和哉くん目線で、僕たちについて気づいたことがあれば教えてください!

和哉
連くんはすごく冷静だと思います。本人が「パニックだ!」とか言ってるときでも全然パニックに見えないというか、穏やかなまま何なくこなしているように見えます。大河くん自然くんは新しいものを取り入れる力がすごいと思っていて、それが二人の技術力になっているのかもしれないなと感じています。直哉くんは切り込み隊長で、例えば僕が気になってるのに聞けないような場面でも直哉くんは色んな人に率先して聞いてくれます。だから一緒に仕事がやりやすいです。


ちょっと恥ずかしいですが、自分では足りないところに目が行きがちなので、こうして言ってもらえるのは嬉しいですね。

常に相手目線の人、技術力があって頼られている人。そんな先輩たちを見習いたい

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この1年たくさんの先輩からいろんなことを教えてもらったけど、特に

この人が目標!という先輩はいますか?

直哉
川島さんです。入社後しばらくメンターをしてもらっていたのですが、とにかく説明とか例えがすごくわかりやすいんです。どうしてわかりやすいのか考えてみると、相手目線で物事をみているからだと思います。常に相手目線。しかも喋り方がすごく柔らかくて、画面越しでも人の良さが見える気がします。

大河
僕は学生時代に寺岡さんに会って入社を決めたので、そのときからずっと、寺岡さんが僕の目標です。圧倒的な技術力があって、マネージャーとして話もわかりやすいですし、色んな面で見習っていきたいです。

自然
白川さんです。配属されてからずっと白川さんと一緒に業務しているのですが、フロントエンドとバックエンドをフルスタックでできるところや、問題解決能力が高いところに憧れています。育成という面でも、僕が何か質問したときには、直接教えるのではなく自分で答えにたどり着けるように導いてくれますし、そのための時間をしっかり取ってくださっています。だから白川さんのもとで業務できている有り難さを感じますし、白川さんに聞いたらわかる、という安心感もあります。おそらく周りの人たちもそうで、本当に頼られている存在なので、自分もそうなりたいと思います。


それぞれの目標目指して頑張っていきたいですね。最後に、

これからやってみたいこと、後輩へのアドバイス・メッセージがあればぜひ教えてください!

和哉
これまでは一つの業務に従事するというよりはいろんな業務に関わらせてもらってきました。今後はフロントエンド業務をがっつりやってみたいと思っています。現時点ではフロントエンドとバックエンド、どちらが好きなのか自分でもよくわかっていないんです。「自分はこっちに行きたい」というのを見極めるためにも、一度フロントエンドを集中的にやりたいです。

直哉
AWS関連の業務をやってみたいです。将来性があると感じるし、AWSを使用したサービスも増えています。今後技術が進化していってもついていきやすいのではと思っているからです。 後輩にアドバイスできるとしたら、「困ったら助けてくださいって早めに言おう」ってことです。オンラインだと一人で何時間も悩んで時間を無駄にしてしまうので、早めに助けてもらうのが良いと思います。

大河
1年目の皆さんとは今のところ接点がないんですが、来年には一緒に業務することが増えると思うので、そのときには楽しく仕事がしたいなと思います!

自然
何でも相談できる先輩を一人見つけてほしいです。仕事をする上で悩んだりそれをなかなか言い出せなかったりといった場面があると思いますが、そんなときに周りを気にせず相談できる人が一人でもいると良いのかなと思っています。


みんなと重なる部分もありますが、僕は早い段階から先輩たちとラフなコミュニケーションを取ってほしいなと思います。真面目な人ほど最初は肩肘張って頑張ってしまうと思うんですが、それが続くと自分も相手も気を遣い続けないといけなくてしんどいですよね。。「親しき仲にも礼儀あり」と言いますが、もちろん礼儀は忘れず、でも気軽に、僕たち含め社内の先輩とコミュニケーションが取れれば良いんじゃないかと思います。


今日はみんな話を聞かせてもらってありがとうございました。これからもたまに集まって情報交換や近況報告をしましょう!

僕たちやシナジーマーケティングに興味を持ってくださった方は、ぜひエンジニア採用ページものぞいてみてください。未来の後輩をお待ちしてます!

*1:NEWT(ニュート):シナジーマーケティングの主力製品である「Synergy!」のモダナイズプロジェクトの一つ。ローンチ以来変えずに運用してきたフォームやデータベースの機能を、2020年代の環境に合わせて再生するプロジェクト。

*2:Orangeチーム:Synergy!のファイル管理機能を担当するチームのこと。他に、Synergy!LEADやLINEなどを担当するBlueチーム、SIを担当しているGreenチームなどもある。

*3:FROG(フロッグ):NEWTと同じくSynergy!モダナイズのプロジェクト。Synergy!システムを柔軟性と拡張性に優れたクラウドに移行することにより、将来のサービスの進化に備えるプロジェクト。